■特定の品種のみ認められている「和牛」
では、「和牛」は「国産牛」とどう違うのか。国産牛が日本で飼育された牛全般を指すのに対し、和牛は、日本在来種の牛をベースに交配を繰り返してつくられた「黒毛和種」「褐毛(あかげ)和種」「日本短角種」「無角和種」の4品種と、それらの品種間のハイブリッドのみが認められた呼称だ。
それらの品種であれば、海外で育てられたものも和牛と言えるかというと、JETROの公式HPには「2007年以降、日本国内で「和牛」と表示して販売するためには、国内で生まれ育った牛で、かつ品種の条件を満たすことが証明でき、牛トレーサビリティ制度による10桁の個体識別番号でも確認できることが求められています」との記載がある。
産地の銘柄を付けたブランド和牛は日本全国で200以上あるとされている。三重県の「松阪牛」や山形県の「米沢牛」など、育成方法や品質などに関する独自の基準をクリアした優良な肉が多く、世界的にも高く評価され、日本の食文化とともに注目を集めている。
(文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2024年10月8日~2024年10月13日
対象:全国10代~60代男女731名 (有効回答数)
提供元・Sirabee
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