さてスゥエーデンは老朽化したC-130Hの代わりにKC390の採用を11月9日に発表しました。
Sweden selects Millennium airlifter
Sweden selects the Embraer C-390 Millennium as its new military transport aircraft
スウェーデンは、旧式のロッキード・マーティン C-130H ハーキュリーズ機群の代替機としてエンブラエル KC/C-390 ミレニアム機を選択しました。
欧州ではオーストリア、チェコ共和国、ハンガリー、オランダ、ポルトガルくKC390ユーザーになります。因みに韓国も採用を決定して、MRO(整備・修理・分解点検)の整備も進めます。
「スウェーデンが [KC/]C-390 を取得することで、国防が強化されるだけでなく、訓練施設、サポート、ロジスティクスの面でヨーロッパに存在する相乗効果の恩恵を受けながら、同盟軍との相互運用性も強化される」とエンブラエルは述べています。近隣にユーザーがいることは運用面で大きなメリットがあります。自国しかないC-2はこの点不利で、有事に機材が失われても補充もできません。
スウェーデン空軍は、1965年に受領されたヨーロッパで現在も飛行している最古のC-130Hを6機運用してきて2017年、同空軍は新しい輸送機の調達を断念し、代わりにC-130Hのアップグレードを選択。この中期アップグレードでは、航空機の航空電子機器とその他のシステムが対象となったが、大規模な構造作業は含まれなかった。2020年に開始され、2030年代までC-130Hを運用可能な状態に維持することになっていました。