アルバ、バハマに続き、セントクリストファー・ネイビス、バルバドス、トリニダード・トバゴ、アンティグア・バーブーダなどカリブ海のイギリス連邦の加盟国や、ウルグアイ、ガイアナ、パナマなどの国が上位となります。
チリ、コスタリカ、メキシコなどのOECD加盟国が続き、アルゼンチン、ブラジルも1万ドルを超える水準です。
中東・CISやアフリカの国々と比べると、1万ドルを超え、比較的水準の高い国が多いようです。
図3がアフリカの1人あたりGDP(為替レート換算値)の国際比較です。
セーシェルが2万ドルを超えていて、相対的にかなり高い水準です。
セーシェルはインド洋の115の島々から構成されるイギリス連邦の加盟国で、人口は10万人ほどだそうです。
モーリシャスも1万ドルを超えていますが、同様にインド洋のイギリス連邦加盟国で、人口は120万人ほどの国です。
南アフリカとエジプトは1万ドルを超えていませんが、地域の中では相対的に高い水準となっています。
その他の国では3000ドル未満の国が大半を占め、経済的な水準が全般的に低い地域と言えそうです。
4. 1人あたりGDPの推移:購買力平価換算値続いて、購買力平価換算値についても眺めていきましょう。
まずは代表的な国の推移からです。
図4が中南米・アフリカの代表国の1人あたりGDP(購買力平価換算値)の推移です。
基本的にはどの国も上昇傾向が続いています。
アルバ、バハマは購買力平価換算値でも日本と相応の水準です。
チリ、コスタリカ、アルゼンチン、メキシコは25,000~30,000ドルの水準に達しています。