注2)『中央公論』(第138巻第2号 2024年2月号)では、「『地方消滅』増田レポートから10年」と銘打って、増田と三村とによる「今が未来を選択できるラストチャンス」、編集部による「『消滅可能性都市896』の衝撃」、そして「緊急提言『人口ビジョン2100』」などが掲載されたが、これらの影響力は10年前の衝撃にははるかに及ばなかった。

注3)日本の高齢化の「現状と対策」については、金子(2014)に詳しい。

【参照文献】

中央公論編集部,2024,『中央公論』第138巻第2号 2024年2月号):18-97. 濱田康行,2024,『The Next-資本主義の次の時代を描く』(電子ブック版)22世紀アート. 濱田康行・金子勇,2017a,「人口減少社会のまち、ひと、しごと」『商工金融』第67巻第6号:5-34 濱田康行・金子勇,2017b,「地方創生論にみる『まち、ひと、しごと』」北海道大学経済学部編『経済學研究』第67巻第2号:29-97. 濱田康行・金子勇,2021,「新時代の経済社会システム」『福岡大学商学論叢』第66巻第2・3号:139-184. 金子勇,2014,『日本のアクティブエイジング』北海道大学出版会. 金子勇,2016,『「地方創生と消滅」の社会学』ミネルヴァ書房. 金子勇,2018,『社会学の問題解決力』ミネルヴァ書房. 金子勇,2023,『社会資本主義』ミネルヴァ書房. 金子勇編,2024,『世代と人口』ミネルヴァ書房. 増田寛也編,2014,『地方創生』中央公論社. 佐藤仁,2023,『争わない社会』NHK出版.