米大統領選では、長丁場の残り4ヵ月という土壇場でバイデン降りざるを得なくなり、副大統領カマラ・ハリスが新婚気分を謳歌していたが、ここへ来て地金が見え始めている。日本の総裁選の世論調査でトップを走っていた小泉も、討論が始まって経験その他の不足が露呈し、支持率が急落しつつある。
総裁選の途中でこれほどメッキが剝がれる事例は、かつてなかったのではあるまいか。筆者の地元も横須賀なので知人も多いが、市政に詳しい二人から最近異口同音に、このままでは彼の政治生命に関わるから、早く降りて欲しいとの話を聞いた。菅前総理の感心しない一面を垣間見た思いがする。
トランプと最後まで予備選を戦ったニキ・ヘイリーがトランプに投票すると述べたのも、民主党から締め出され、無派閥で大統領選を戦っていたロバート・ケネディJr.が撤退してトランプ支持に回ったのも、猟官目的ではあるが、強かに自らの政策を実現する近道を選んだともいえる。見習うべきだ。