もちろん社会全体が就職氷河期みたいになるなんてことはないです。新たに厚生年金に加入させられるのは全体の一部ですから。

でも対象となる家計は、氷河期よりもっときつくなるんじゃないでしょうか。デフレの当時と違い、インフレの現在、企業は賃金すえおくだけで簡単に本人に転嫁出来ちゃいますからね。

さて、国民民主党は今回の選挙で“賃金デフレ”なるものを克服することを政策のコアに掲げていました。金融緩和一辺倒だったアベノミクスよりも、賃金を正面に据えてきた点は評価できます。

でも上述のように、安易な社会保険料の労使への押し付けがその原因の一つであるわけで、まさか同党は本件には賛成ではないですよね?

賛成の立場だったとしたら、実は手取りを増やすなんてポーズでやってるだけと言われても仕方がない気がしますね。

以降、

・連合が適用拡大を支持するワケ ・実際の職場で起きること、そして生き残るのは

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Q:「ジョブ型では職種間の異動は原則行われないのでしょうか?」 →A:「原則行われません」

Q:「ヒートアップしている兵庫県知事選、どちらを支持しますか?」 →A:「筆者は中立ですが、あえて言うのであれば……」

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編集部より:この記事は城繁幸氏のブログ「Joe’sLabo」2024年11月21日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はJoe’s Laboをご覧ください。