トヨタ自動車は11月13日、自社メディア「トヨタイムズ」が公開した「BEV、HEV、FCEVの比較動画」において、キャラクター「ずんだもん」の口調に違和感があるという指摘が相次いでいることを公式Xで報告。
「ずんだもんへの愛が足りなかった」と謝罪しました。
指摘があった動画は10月30日、トヨタイムズの公式Xで投稿されたもの。SSS合同会社が企画・運営するキャラクター「四国めたん」と「ずんだもん」が、「環境に良いクルマの選び方」をテーマに、BEV(バッテリー式電気自動車)、HEV(ハイブリッド自動車)、FCEV(燃料電池車)それぞれの特長を説明・比較する内容となっています。
動画自体は非常にわかりやすくなっていたものの、「ずんだもん」「四国めたん」のしゃべり方に違和感を覚えた方が続出。ずんだもんは語尾に「~のだ」をつける口調、四国めたんは「~わよ、~かしら」といったお嬢様口調であることが特徴ですが、これが再現されていない形となっていました。
トヨタイムズの投稿には「のだ口調じゃないずんだもんでなんか笑ってしまう」「次があるならのだ口調でお願いします」といったずんだもんファンからの声が続々。国内の自動車販売数ナンバーワンを誇るトヨタのCMに登場したことをうれしく思う反面、すっきりしない内容となっていたようです。
こうした事態を受け、トヨタは動画を制作しなおし、11月13日に「お詫びと改善」として再投稿。ずんだもんの口調だけでなく、四国めたんの口調もきちんと修正。投稿の中で「大変申し訳ございません。ずんだもんへの愛が足りませんでした」と謝罪を述べ、再発防止を宣言しました。
返信欄には、「改善に乗り出す姿勢が素敵ですね」「ありがとうなのだ」といった称賛の声が多数寄せられています。問題発生時に迅速な対応と改善を行う姿勢が、Web動画においても妥協しない企業姿勢として評価され、支持を集めていると言えるでしょう。
(山口弘剛)
提供元・おたくま経済新聞
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