「そうは問屋が卸さない」は言い間違いされることもある?

「そうは問屋が卸さない」とはどんな意味?その成り立ちや用い方も解説!!
(画像=『FUNDO』より引用)

「そうは問屋が卸さない」は言い間違いされることもあります。
ここからはよく勘違いされる表現と合わせて解説します。

文化庁による調査結果

「そうは問屋が卸さない」はよく言い間違いされることもある表現です。

現に文化庁が発表した「国語に関する世論調査」によると「そうは問屋が卸さない」と使用する人がいる一方「そうは問屋が許さない」と使用する人もいることがわかっています。

その割合は平成18年度時点で「そうは問屋が卸さない:67.7%」「そうは問屋が許さない:23.5%」でした。

平成27年度時点でも「そうは問屋が卸さない:70.4%」「そうは問屋が許さない:23.6%」という結果でした。

このことからもわかるように「卸さない」を「許さない」と勘違いして覚えている人が4人に1人いる計算です。

ただし、本来の言い方で使用する人は微増しています。
そう考えると徐々に本来の言い方が浸透・定着しつつあるといえるのではないでしょうか。

それでも4人に1人は誤った表現をしているので、正しい表現を覚えておきたいところです。