「そうは問屋が卸さない」の用い方

「そうは問屋が卸さない」とはどんな意味?その成り立ちや用い方も解説!!
(画像=『FUNDO』より引用)

ここからは「そうは問屋が卸さない」の使い方を解説します。

軽口として用いる

「そうは問屋が卸さない」は軽口混じりの表現として使用されます。

「そうはいかない」という気持ちをそのまま口にするのではなく、ひねりを利かせた言葉として「そうは問屋が卸さない」と表現するわけです。

古くは相手の注文に簡単に乗らないことを「そうは虎の皮のふんどし」「そうは烏賊の金玉」などのように表現していました。
「そうは問屋が卸さない」もその1つとされています。

転じて、自分勝手に都合の良いことを言っていても思い通りになるわけではないという表現として広まったとされています。

「そうは問屋が卸さない」の使用例

「そうは問屋が卸さない」は物事はそう簡単に運ぶものではないという意味で使用されます。

また、そう簡単に相手の思い通りにはさせないというようなニュアンスで使用されることもあります。

・例文1:無理に値切って交渉しようだなんて、そうは問屋が卸さないよ。
・例文2:努力もせずに成功しようだなんて、そうは問屋が卸さないね。
・例文3:夢だけ語ったところで、そうは問屋が卸さないか。

このように物事がそううまくいかないことの表現として使用します。