翌2020/21シーズン、レバンドフスキは再び驚異的なパフォーマンスを見せ、故ゲルト・ミュラー氏(1945-2021)を越えるブンデスリーガ新記録となるシーズン41得点を挙げ、バイエルンの9連覇に貢献したが、2021年のバロンドールではメッシに次ぐ2位となり受賞を逃した。メッシはパリ・サンジェルマンで波のある初シーズンを送っていたにもかかわらず受賞したことにより、議論を呼ぶ結果となった。

しかし、レバンドフスキにはまだチャンスがあるかもしれない。36歳となった今2024/25シーズン、バルセロナでCLとラ・リーガに17試合出場19ゴールを挙げており(11月18日時点)、最近では現地10月26日に行われたレアル・マドリードとのエル・クラシコ(4-0)での2得点も話題となった。この調子を維持すれば、2025年の受賞候補に再び名前が挙がる可能性は十分にありそうだ。


ネイマール 写真:Getty Images

ネイマール(ブラジル)

FW(バロンドール最高順位:2015年、2017年3位)

ブラジル代表FWネイマール(アル・ヒラル)が2017年にバルセロナを離れてパリ・サンジェルマンに移籍しなかったら、彼のキャリアはどうなっていただろうかと話題にすることも少なくはないだろう。

バルセロナ時代(2013-2017)、ネイマールは世界で最も優れた若手選手の1人として地位を確立していた。4シーズンで105ゴールを挙げ、CLやラ・リーガを含む8つの主要タイトルを獲得。その間、華麗なテクニックでバルセロナのファンを魅了し、バロンドールでも2度3位にランクインした。

そこから、彼のキャリアはさらに飛躍し、バロンドールを手にする未来が期待されていた。しかし、メッシと別のチームで自分自身の存在感を示そうとする努力はうまくいかなかった。フランスでのプレーでも素晴らしい瞬間はあったが、怪我に悩まされることが多く、スペインで見せた個人としての最高のパフォーマンスには再び到達することはなかったといっても過言ではないだろう。