「果報は寝て待て」の類義語
ここからは「果報は寝て待て」の類義語を紹介します。
人事を尽くして天命を待つ
「人事を尽くして天命を待つ」は人間ができることをすべてやったのなら後は運命に任せるという意味の慣用句です。
「人事」とは人間ができることを意味します。
「天命」とは運命のことを意味します。
つまり、自分にできることを全部やったなら後は待つだけという意味の言葉です。
その点が「果報は寝て待て」とほとんど同じ意味といえるでしょう。
待てば海路の日和あり
「待てば海路の日和あり」は今は思うようにいかなくてもじっと待てばそのうちチャンスが訪れるといいう意味の慣用句です。
だからこそ、辛抱強く待てという意味もあります。
「海路」とは船が通る道を意味する言葉です。
「日和」とは空模様の中でも晴れの天気を指します。
ここでは物事の成り行きという意味で使用されるのが特徴です。
つまり、もともとは海が荒れていて船が通ることができなくてもいつかは晴れる時が来るということを意味する言葉だったわけです。
転じて、今はダメでもいつか好機が来ることの例えとなりました。
その点が「果報は寝て待て」とほぼ同じ意味なのではないでしょうか。