「果報は寝て待て」の成り立ち

(画像=『FUNDO』より引用)
ここからは「果報は寝て待て」の成り立ちを解説します。
「果報」とはなんのこと?
「果報は寝て待て」の「果報」とは何を指すのでしょうか。
「果報」は前世の行いが原因で吉凶禍福の報いを受けることを指します。
本来「果報」は善悪両方の意味を持つ言葉となっています。
しかし、日本では悪い意味ではあまり使用されません。
むしろ、良い意味で使用されるのが一般的です。
要は何かの行いに対する「結果」と「報酬」を意味する言葉と解釈すればわかりやすいかもしれません。
ただ寝て待っていてはダメ!!
「果報は寝て待て」はその言葉の意味から「幸運は待っていればいつかやってくるから寝て待っていればいい」という解釈をする人もいます。
しかし、ただ寝て待っていては良い結果など訪れるはずもありません。
そもそも「果報は寝て待て」とは「最善を尽くしたなら後はもうできることなどないのだから良い結果を願って待っているべき」という意味となります。
つまり、もともとは頑張った人を励ましたり労ったりする言葉として使用される慣用句なのです。
そのため「怠けて構わない」ということを表現した言葉ではないということを覚えておかねばなりません。