「人の口に戸は立てられぬ」の成り立ち

「人の口に戸は立てられぬ」とはどんな意味?その成り立ちや類義語も解説!!
(画像=『FUNDO』より引用)

ここからは「人の口に戸は立てられぬ」の成り立ちを解説します。

由来は「戸」の構造から

「人の口に戸は立てられぬ」は「戸」の構造から来ています。

ここでの「戸を立てる」は障子や襖を閉めることを意味します。

昔は地面に対して垂直に立てるものを「戸」と呼んでいました。
そのため「戸」を立てればある程度の会話は遮断できたとされます。

その後、引き戸が普及してからも言葉だけは残り「戸を立てる=障子や襖を閉める」という意味で浸透・定着したとされています。

転じて、人の口を塞ぐことができないことを「戸」に見立てて「人の口に戸は立てられぬ」と表現するようになったのだとか。