秋の深まりとともに、ブリが釣りたいと思うボート釣り人です。ハマチをジギングで釣っておいしく食べることに飽きたわけでもないですが、型ものの強い引きを味わいたいです。しかし、個体数が圧倒的に違うブリとなると、ポンポンと狙って釣れるものではありません。でも、狙わなければ釣れないので、ブリを意識した釣行のお話です。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・丸山明)

明石沖ボートジギング釣行で85cmにブリにハマチ8匹をキャッチ【兵庫】

雨の明石沖でボートジギング

台風崩れの低気圧がやって来て、雨を降らす予報が出ていますが、風は弱いとのこと。昼前に雨がぱらつき始め午後から1mmの雨、これならば朝の時合いを釣って帰港するなら問題なしです。

その後は、風が吹き海況が安定しないし潮も小さくなるので、青物狙いは次の大潮周りまでお預けです。早めに降られても我慢の範疇としてジギング釣行を決行しました。しかし、弱いはずの風が意外に吹きました。そううまくはいかないものです。

明石沖ボートジギング釣行で85cmにブリにハマチ8匹をキャッチ【兵庫】当日は風が強かった(提供:TSURINEWSライター・丸山明)

風が吹いたときのボートの動き

吹いている風も潮の流れと同方向なので、波も静かですが、潮に乗って流れるボートを潮の流れ以上に速く移動させるいたずらを風がします。ボートは風の影響を受けやすく、思いがけない方向を向いたり流れたりします。それを推力や舵で船位を保つ操作が必要になるため、風が吹く日は釣り以外の手間が増えます。

風で潮より速く潮下へ移動するため、ジグが遅れて動き、ラインが斜めになります。僅かな場合なら船位修正で済みますが、多くの場合、斜めのラインは潮の抵抗をまともに受けているので、ジグの動きが不自然になります。

特に、フォールの動きは抵抗過多で、ひらひら感が少なくなるはずです。ラインが斜めになり過ぎた場合は、面倒がらずに一旦上まで回収して落とし直します。すると、不自然な動きが回復し、この瞬間に喰って来ることも少なくありません。風が吹くと手間がかかります。

ハマチの個体数が多いと問題も