過去の“負の歴史”
そんなセブン-イレブンの不調を受け一部SNS上では、過去の“負の歴史”が今、改めて掘り起こされている。
セブンは2020年頃からたびたび「容器の底上げ」が話題となってきた。お弁当やパスタ、麺類などで底の一部が大きく盛り上がっている容器が使われていることに批判が続出。サンドイッチなどで陳列時にお客から見える前面に具材を寄せる「ハリボテ」が話題になったことも。21年の当サイト記事の検証では、確かにハムとレタスのサンドでは前方に片寄せされていたが、ファミリーマートとローソンの同類商品でも同様の事象が見られ、セブンのたまごサンドは全面にぎっしり具が詰められており、他社よりもお得感が強かった。ちなみにセブンのサンドイッチをめぐっては、22年末から23年初めにかけて「ツナサンドにツナが入っていない」という報告がSNS上で相次いだが、23年2月の当サイト記事の検証では、確かにツナの量が著しく少ないことが確認されている。
物議を醸したのが21年に販売されていた「練乳いちごミルク」だ。セブンはTwitter(現X)公式アカウントで「プルプル食感のタピオカと、ゴロッとしたいちご果肉のW食感が楽しめます」とPRしていたが、透明なプラスチック製のカップには帯状に「いちご」の果肉ピューレを表現する赤色の塗装が施され、さらにカップ底部にも果肉が沈殿しているかのような塗装がなされていた。これに「カップ詐欺」「優良誤認」だとの声が多数寄せられた。同類の事例としては、20年に発売された「sonnaバナナミルク」が、透明の容器の一部にバナナのピューレを視認させるかのようなプリントが施され、さまざまな指摘がなされたこともあった。
このほか23年には、「おにぎり」で実際には海苔は使用されていないにもかかわらず、パッケージに海苔の絵柄がプリントされており、海苔が入っていると誤解して購入してしまったという報告がSNS上に相次いだ。
そのため、現在の業績低迷を受けて以下のような声があがっている。
<ファミマが40%増量とか太っ腹なことやってる中 セブンは海苔柄パッケージとか たっぷりペイントとか トリックアート部署大活躍なんだもん>
<セブンが上げ底するなか、他社はバカ盛してる>
<客を馬鹿にしてれば、セブンの利用客が減るに決まってる>
<値上げして実質0.7人前くらいのペラペラ弁当にするのを繰り返してたらこうなるよ>
<消費者を騙す大喜利大会みたいになってたし 今更【うれしい値】とかやっても、失ったモノは取り戻せない>
<こうやって積み上げてきた「もうセブンイレブンは使わない」と決めた人たちの行動が今回の数字に出たなら、先は長くないなぁ>
<セブン苦戦ってそりゃそうだ 量減らしと値上げを何年も続けてきたんだから>
<底上げ弁当とか客を舐めすぎだし「セブンは高い、せこい」ってイメージを払拭ないとお客は戻って来ません>