残念ながらシーズン途中の9月に負傷が発表され終盤試合への出場は叶わなかったが、それでもチームトップタイの3ゴールを挙げている。シーズン終了後、前線の選手ではFW平松宗の退団が決まっており、さらにFW川本梨誉やFW佐川洸介といった期限付き移籍中の選手についてはその去就が他の選手以上に不確定。当然今季の得点数から補強の優先順位も高いポジションだろうが、所属する選手の中で髙澤は間違いなく経験値、実績、年齢とあらゆる要素でエース候補の筆頭と言えることから手放せない選手5位とした。
4位:酒井崇一
今夏の移籍、そしてシーズン終了後の選手の動向からDF酒井崇一の重要性は大きく高まったと言えよう。ほぼ全試合に出場した昨年ほどのフル稼働ではなかったが、今季も22試合に出場して守備陣の一角を担った。
群馬の守備陣では、夏にキャプテンを務めていたDF城和隼颯がモンテディオ山形へと移籍。加えてリーグ戦終了後には、DF中塩大貴やGK櫛引政敏の退団が発表されており手薄になった感は否めない。今季の群馬は得点力不足が1つの大きな課題として残った。とはいえ、失点数を見ても「62」と決して少ない数字ではない。来季に向けて守備も立て直す必要があるなかで、もしも酒井までチームを離れることになれば文字通り1から作り直すことになる。守備陣における他選手の動向と来季に向け守備の中核を担ってほしい選手であることから手放せない選手4位とした。
3位:天笠泰輝
加入5年目を迎え紛うことなき群馬の中心選手の1人であるMF天笠泰輝。40試合に出場した昨季に続き、今季も32試合と多くの試合に出場。シーズン序盤から低迷するチームを支えてきた。
広範囲に顔を出して攻撃にアクセントをつけ、ゲームメイクはもちろん自らも強烈なミドルシュートを放つなど相手守備陣の脅威となり続けられることが大きな持ち味。躍進した昨季も含め必ずしも得点数の多いとは言えない群馬にとって、天笠の持つチャンスメイク力や前線に関わる積極性は生命線とも言えよう。その分、他クラブから見ても魅力的な選手であることは間違いない。J2復帰に向けて大事なチームの心臓を守れるか。能力はもちろん、24歳という将来性たっぷりな年齢も考慮して手放せない選手3位とした。