4WD、2トンオーバーの車重ながらカタログ燃費19.0km/Lを達成

【プロ解説】新しいマツダのフラッグシップSUV「CX-80」の進化した乗り味を解説
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)

搭載されるパワートレインは、最高出力187kW(254ps)と最大トルク550Nmを発生する3.3L直列6気筒ディーゼルターボに、最高出力12kW(16.3ps)、最大トルク153Nmを発生する電気モーターを組み合わせたマイルドハイブリッドのe-SKYACTIV D 3.3です。

フルタイム4WDの駆動方式で、WLTCモード燃費は19.0km/Lを達成。

トルクコンバーターをクラッチに置き換えた8速ATは、MTのような駆動伝達と切れの良いリズミカルな変速を実現するとともに、構成部品を小型化してセンタートンネルの出っ張りを最小限に抑えています。

走り出してみるとマイルドハイブリッドのe-SKYACTIV D 3.3は、車両重量2,120kgという重量級のCX-80 XD-HYBRIDを非常にスムーズかつ静かに加速させます。

同じe-SKYACTIV D 3.3を積むCX-60が非常にアクティブな加速だったのに対して、CX-80は上質感を狙った穏やかさが際立っています。

これは乗り心地にも表れていて、良い意味でスポーティかつダイナミックな乗り味のCX-60に対し、CX-80は3,120mmというロングホイールベースとの相乗効果で、路面からの入力がかなりいなされ、穏やかな乗り心地を実現しています。

これならば、セカンドシートの乗員だけでなく、サードシートの乗員も快適に移動することができそうです。

一般道と高速道路を約100kmずつ、合計で約200kmを走行した実燃費は14.3km/Lでした。