何十年という長期的視野を持ち、メンテナンス代が高くなる設備は避ける

 さて、ツイートに書かれたポイント以外にも注意すべき設備はあるのだろうか。

「2階建ての物件でよく2階にキッチンやお風呂をつくりたいと希望するお客様がいらっしゃいますが、水漏れの危険性があるので、推奨できませんね。また木製のドアは重いので、経年劣化で歪みやすく、使いづらい。そして地下室を作る場合も注意が必要です。湿気がたまりやすく、カビも発生しやすいだけではなく、地震が起きたときに地下水が漏れ出る可能性もあります」(同)

 マイホームは、終の棲家として何十年と住むことを想定していることが多いだろう。失敗なく満足のいく物件を手に入れるために、専門家視点で注意すべきことは何か。

「まず前提として、メンテナンス代が高くつくような設備は極力避けたほうがいいと思います。一例ですが、長期的に考えるとキッチンは手間のかかる木製よりも長く使えるステンレス製にしたほうがいいでしょう。特に共働きのご家庭の場合、毎日掃除することは難しいかもしれませんので、そういった視点は重要です。

 また実際に注文住宅に住んでいる友人・知人たちから、情報収集をすることもとても有効だと思います。やはり施工業者からだけでは入手できない情報もありますし、『この提案は業者にどんな反応されますか』といった、経験者ではないとわからない質問もぶつけられます。また、そもそも『どういった業者を選んだらいいのか』といった話題は、業者の方には聞けないですからね」(同)

(取材・文=A4studio、協力=かわちゃん/株式会社イナセ代表取締役)

提供元・Business Journal

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