■「寛容に関する原則の宣言」が採択された日
国際寛容デー(International Day for Tolerance)は、1995年11月16日にユネスコ総会で「寛容に関する原則の宣言」が採択されたことにちなんで、1996年12月に国際連合総会において、国際デーのひとつとして制定された。
「寛容に関する原則の宣言」は、文化や表現の手段、人間としてのあり方といった多様性を尊重すること、受け入れることを「寛容」の定義とし、多様な社会を存続させることを目的に採択されたものだ。
人々は生まれながらに多様であり、寛容をもってのみ、世界各地に存在する多様な社会が存続しうる、というのがその根底にある考え方だ。