まさに「お客様至上主義」と言えるでしょう。
一方で、氏は大口を開けてゲラゲラ笑い、回答をごまかすだけで、有権者の疑問には全く答えませんでした。
選挙戦の終盤には30億円を使って有名ミュージシャンを招いたコンサートを開催し、有名人に頼る始末です。
生活が苦しい有権者がどれだけ激怒するか、全く考えていなかったのです。
アメリカでは医療費が払えずに命を落とす人や、やる気があっても大学に通えない若者があふれています。
この大金を生活が苦しい人々のために使ったらどれほど良かったでしょう。
この選挙の最終局面での馬鹿げた「マーケティング」によって、有権者は「リベラルは自分たちの自己満足のために貴重な金を使ってお祭り騒ぎをしているだけだ」というイメージを一層強くしたのです。
そうしたコンサートや祭りの後にゴミを拾うのは移民の清掃員や高卒のアメリカ人です。
イギリスもアメリカも、中流以上のリベラル層は掃除などしません。散らかすだけ散らかして嫌な仕事は低賃金の移民にやらせるのです。
事実、ハリス支持者の裕福なリベラル層や在米日本人は掃除婦や家政婦を雇っています。住宅が大きすぎるので自分では掃除できないからです。
費用が安ければ安いほど得をするため、不法移民を使うこともあります。移民は安い賃金で働くため、地元の賃金は下がり、多くの人々が苦しむことになります。有権者たちはこの構造にうんざりしているのです。
さらに、リベラル層はコネを駆使して自分の子供を知り合いの職場に就職させ、同じ階層の人々とだけ付き合います。下の階級の人々が上に上がれない仕組みを作り、嫌な仕事は低賃金の移民にやらせて貴族のような生活を送っています。
表面上は良い人間を装うために、知人が運営する非営利団体のチャリティーマラソンに寄付をしてSNSで宣伝します。チャリティーマラソンに参加する際には1着2万円するゴリラのぬいぐるみを購入して身に付けます。