■ミリアム・ブッシュ

 史上最大のUFO事件である「ロズウェル事件」にまつわる不可解な死もある。

 1947年7月、米ニューメキシコ州ロズウェル付近で墜落したUFOが米軍によって回収された一連の出来事が「ロズウェル事件」であるが、当時のロズウェル陸軍飛行場の軍病院で秘書長として勤務していたミリアム・ブッシュは、UFOの墜落現場から軍病院に運ばれてきたエイリアンの死体を見ることができる立場にあった。

 彼女の直属の上司はハロルド・ワーン中佐で、彼はエイリアンの死体の検死解剖で重要な役割を果たしたといわれている。

「ロズウェル事件」についての真実を知っていたブッシュは、当然その秘密を何十年も胸の内にひた隠していたのだが、晩年になってから “当局”の監視の目に追われていると感じるようになった。

 1989年12月、ブッシュは突如としてカリフォルニア州サンノゼに向けて出発し、妹の名前で地元のモーテルにチェックインした。なぜ妹の名を騙ったのか、その理由はまったく不明である。そして翌日、ブッシュは宿泊したモーテルの部屋で死亡していたのである。ちなみに遺体の首にはビニール袋が巻かれていた。