ワタミの創業者、渡辺美樹氏が日本サブウェイを買収し、現在の180店舗から2034年までに1065店に増やす構想を発表しました。私は賭けてもいいですが、絶対に実現しないとみています。渡辺氏はある意味特徴がある方で諦めが早く、ぶち上げに対して結果が伴わないことも多い方なのです。もちろん、和民やミライザカ、鳥メロといったラインアップで2000店舗を超えているのは凄いと思います。ただ、今更サブウェイというのがどうもしっくりこないのです。
これをお読みの方でサブウェイのサンドウィッチを食べたことがある方も多いでしょう。有名なフットロング(30センチ)の固いパンに具を選んでその場で作ってもらうというもので根強い人気はありますが、北米では選択肢の一つでしかなく、私も数年に一度食べるかどうかであります。先日、渡辺氏が日本サブウェイを買収したので久々に食べてみました。昔と変わらずです。ではなぜ私は多店舗化ができないと思っているか、というとあの固いパンが日本人にはウケないと思うのです。外国ではサンドウィッチと炭酸飲料、ないしスープは欠かせないコンビネーションなのですが、それは流動化させないとのどを通らないからです。
人気の食べ物はおおむね柔らかいものが多いものです。ラーメンなど麺類、カレー、肉でも柔らかいことをうたい文句にしたものが多いです。魚はもちろん柔らかいです。ハンバーガーはバンズも具のひき肉も柔らかい…。それに対してサブウェイは固いのです。なので一部の方にはウケるけれど大衆受けしないのです。しかも日本サブウェイはずっと昔からあり、斬新さもありません。渡辺氏の財力で今の6倍の店舗数に増やすなら別ですが、飲食の雄である渡辺氏がなぜあそこまで惚れ込んだのか、私には皆目見当がつきません。
後記 私が管理組合の理事長をしている商業施設の一つで建物の外部から水漏れが発生しました。この場合、中から直す方法と外から直す方法があるのですが、外の場所が特定できないので中の水漏れ場所のコンクリをジャックハンマーで壊し、そこを特殊な薬剤の入ったコンクリートで固めます。これは100%水が止まるのですが、不思議なのはなぜ所有者ではない私がその工事を主導せざるを得ないのかであります。それも1か所直したら全然違うところからまた漏れたため2か月弱かかりました。その間、テナントからは損害賠償のクレーム。なぜ、善意でやっている私に損害賠償?世の中何かおかしいと思うのですが、相手はイランの強硬派。おぉー!常識観が違うからでは済ませられない海外業務の難しさをいまだに実感しております。