後の祭りですが、自動販売機でチケットを二重に購入して窓口でやりとりしたときから、私の斜めがけショルダーバッグのファスナーが開いていたのかもしれません。
席についた直後に、お財布が無いのに気づきました。どこかに落としたのかと思って、列車の乗り口に戻ると床に私の財布が。ホッとしたのもつかの間、中身をみると、見事に現金だけ抜き取られていました。
あっ、あの女の子達はスリだったんだと初めて気がつきました。何枚かのクレジットカードは全て無事で、パスポートも大丈夫だったので、旅は継続できました。
あの女の子達はスリだけど、良心的なスリ。それにしても、全然抜き取られても気が付かないくらいとは鮮やかなものだと、ショックを受けながらも少し感心。現金は200ユーロほどと、日本円で二万円ほどだったので、日本円で合計5万5千円くらい。これもイタリアの貧しい人々に寄付したと思うことに。
スリ対策は、話しかけてくる人は無視が一番マルペンサエクスプレス周辺では、改札が緩いので、スリ集団が常時列車の中まで乗ってきて、また途中駅から乗ったり降りたりしてカモを探しては狙いを定めて働いていると、この直後にネットで調べて知りました。
スリが多いと言われるパリはもちろん、イタリアでも、ローマの地下鉄やテルミニ駅ではいつも気をつけているのに、ミラノのマルペンサエクスプレスは盲点でした。
昨年パリのシャルルド・ゴール空港駅からRERでパリ中心部に向かう時、乗ってすぐに署名を求める女の子達が話しかけてきて、その時は毅然として無視してました。
海外では、可哀想とか温情をかけると、逆に酷い目に会います。話しかける人は、とにかく無視です。
ミラノカドルナ到着、徒歩でホテルへマルペンサエクスプレスがミラノカドルナ駅に到着、現金が無いので、ATMを探しても無さそうだったので、タクシーは諦め、徒歩でホテルに向かいました。
このルートは、徒歩でしか通れない近道があって、昨年ミラノ・スカラ座のバレエの開演時間に間に合うかどうか微妙な時、スーツケースを引きながら走ったのを思い出しました。Googleマップ様々です。
お札は小額紙幣で払う