アップサイクルで実現する持続可能な循環

京阪グループが示す「未来は、楽しく変えていこう。」—ビオスタイルプロジェクトとその実践
(画像=アップサイクルを活かして生産されたカレーなど、バラエティに富んだGOOD NATURE STATIONの商品ラインナップ ,『Business Journal』より 引用)

 ビオスタイルプロジェクトが注力しているのは、アップサイクル、つまり、本来は廃棄されてしまうものに新たな価値を与えて再生することの実践です。例えば、パティスリー&チョコレートのRAUブランドでは、カカオ豆から抽出した素材の余剰部分をカレーの隠し味などに活用。食品として使われない部位を余すことなく再利用し、資源を大切にするプロセスを取り入れています。このようなアップサイクルは資源の有効活用に貢献し、環境への負荷を低減しています。

 さらに、GOOD NATURE STATIONは、館内で発生する有機廃棄物を肥料化し、京都の米農家に提供する「コメの循環プロジェクト」も進行中です。この農家で育った米は再び館内のレストランで使われ、地域社会への持続可能な貢献と経済活性化に一役買っています。