ファーストランが終わればそれほど引かないのがトンボ。船長がSNS用の写真を撮りに来たので、ピースする余裕があったが、この日は暴風ともいえる風の影響で重さが倍増。特に魚が船から離れている間は風と潮の影響で強烈に重い。

「トンボジギングシーズン開幕!」トロ丸での釣行で17kgビンチョウマグロ手中【三重】17kg中トンキャッチ(提供:TSURINEWSライター田中耕二)

そんな中でドンドンと首を振られるのでフックオフが怖くて冷や汗が出たが、魚が船の下に入ってからは強気でガンガン巻いて浮かす。船長推定で17kgの中トンをキャッチ。少し遅れてトモのアングラーも中トンをキャッチしたが、トリプルヒットはなくて残念。続きを狙ったが、バイトは無くポイント移動となった。

アタリが遠い

時計を見ると午前8時半。予報では風は弱まってくるはずですが、逆に強まっている感じすらする。上下に加えてローリングするので、慣れた人でも気分が悪くなるほど。これからのトンジギシーズンは、こんな季節風が付き物なので、覚悟しておいでくださいね。

ポイントを転々とするが、朝の時合い以降は鳴かず飛ばず。日差しは暖かいのだが、風は冷たい。釣座が船室の影になる私は、実釣中は真正面から風を浴びてポイント移動中には日光浴モードになるの繰り返し……。更に500gをしゃくり続けた疲労感が蓄積され続ける。

船中1本追加で納竿

正午前、午後からの時合いを期待して小休憩。既にトンボを仕留めたアングラーと日向で惰眠を貪っていた時、ミヨシで食った~の声。やってしまった……。トモのアングラーと一緒に寝坊した子供のように大慌てでジグを投下したが、時すでに遅しで連鎖ヒットは生まれなかった。トンジギは、釣れなくても疲れてもジグを海中に入れ続けなければならない。分かっているのに、1本釣った安堵感と疲労にやられてしまった。

「トンボジギングシーズン開幕!」トロ丸での釣行で17kgビンチョウマグロ手中【三重】内心ヒヤヒヤなファイト(提供:TSURINEWSライター田中耕二)

ヒットしたアングラーは、眠気と疲労でボーとしながらしゃくっていたらしい……、これもトンジギです。もうワンチャンスあるはずと2時までジグを操り続けたが、船中ノーバイトで終了。港に戻ると大勢のネコが迎えてくれました。今度行く時は、チュールでもプレゼントしてあげよう!

今後の展望