11月3日、中深海ジギングでクロムツ狙いのはずだったが、北の爆風の予報により前日に出船不可。船長からトンジギなら出れそうですと言われ、急いでタックルを入れ替えて三重県志摩に向かった。天気は晴天、朝こそ10mの北風だが、次第に凪いで昼には微風の釣り日和になるはず。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター田中耕二)

「トンボジギングシーズン開幕!」トロ丸での釣行で17kgビンチョウマグロ手中【三重】

鬼門のトンジギ釣行へ

午前5時、港に着くと大勢のネコが出迎えてくれた。昨シーズン、トンボは不調だったと言って良いだろう。私自身、ちょうど1年前の開幕戦で中トンを1本仕留めたが、それっきりでボーズの連続だった。私だけが釣れない訳ではなく、船中で1本も上がらない日々の連続だったのだ。

そんな訳でトンボはもうこりごりだと思っていたが、期せずして出撃となったのだ。ネコが福を呼ぶ招き猫でありますように!

トロ丸へ乗船

当日は、トロ丸さんにお世話になった。中深海やパヤオのマグロジギングの先駆者で、トンジギに関してはこの船が発祥と言っても良いだろう。無類の釣り好きで、今年はマグロを狙ってアイルランドまで行っていた船長です。

「トンボジギングシーズン開幕!」トロ丸での釣行で17kgビンチョウマグロ手中【三重】トンジギに出船(提供:TSURINEWSライター田中耕二)

状況を聞くと、例年通り10月中旬から釣れ出してコンスタントに釣れているらしい。15kg前後がアベレージだが、小トン(10kg未満)の群れがいないのでアタリは少ないが、当たれば中トン以上が確定というパターン。キハダは?と聞くと、ないなぁとの返事だった。シーズン初期と終盤のトンジギにはキハダが混じるのが楽しみなのだが、今回は望み薄。

トンジギのラインシステム

中深海から狙いが変わっても集まった4人で出航。皆さん、昨夜はライン変更などで忙しかったらしい。右舷のトモから2番目に釣座をとり、穏やかな湾内でタックルを組む。PEライン3号、リーダー80LBを巻いたリールを6ozロッドにセットした。