個性的な紋様の「も組」の鳥居を抜けると急に階段が現れます。ここから一気に江ノ島の最奥部へ。行きは下りですが帰りは昇り。大変そうですが下った先には小さな港があって、ここから江ノ島弁天橋まで船で戻れます。だったら行っみたらいいか。
ちなみに「も組」とはここにあった火消の名前。江ノ島は水の神弁財天や龍が祀られていますが、それらに肖って鳥居が奉納されたそうです。
江ノ島の南西端、稚児が淵に降りてきました。湘南の海というと波はあっても穏やかで、砂浜にさざなみが寄せて返すような印象を持っていたのですが、ここは岩石に打ちつけるような大きな波が押し寄せてきて荒々しい。穏やかな湘南とは対照的な印象の場所です。
ここでふと今回の課題を思い出しました。「まだ知らない江の島を撮る」。こここそまさに私たちが持つ江ノ島の印象とは違う場所じゃないか?そして今日は曇天で海も少し荒い。清々しい印象を持つ江ノ島とはある意味ギャップのある写真が撮れるんじゃないか。そう思い、シャッターチャンスを待ちました。
そして撮影会終了後、先生に提出した写真がこれ。外国人観光客の方がしゃがむ岩の手前の入り江に波が激しく打ちつけているところを撮りました。いかがでしょう。先生にはいい場所といいシャッターチャンスを逃さずよく撮れましたとおほめ頂きました。
ちなみに藤沢市らが主催するフォトコンテストにも送りましたが、たぶんこちらは美しく蒼き湘南とはイメージが離れてるので入賞することはないでしょう。でもいいんです。山田先生に褒めて頂ければ。
海の荒々しさに目を奪われていたら、その荒々しさがゆえに船が欠航していました。また混雑する仲見世商店街を通り、30分かけて弁天橋まで戻りました。
曇天ではありましたがそれゆえに普段とは違ったギャップを感じられる江ノ島の写真が撮れたと思います。ただ、やはり江ノ島はスカッとした青空がよく似合います。冬は晴れる日も多いとお思いますので、近いうちに復習もかねてリベンジ撮影もしてみたいなと思いました。