ただ、悠仁さまか愛子さまかという議論は、当事者にも悪い影響を与えるので、いい加減に止めてほしい。
それは、すでに秋篠宮皇嗣殿下を皇太子と同様の扱いにすることが2017年の法律で決めたばかりであり、秋篠宮皇嗣殿下の継承者は悠仁さま以外にありえないのだからというのも理由だ。
それから、もうひとつ、根強く悠仁さまは、ひ弱だとか成績が悪いとか、それに比べて愛子さまは天皇に是非なっていただきたい素晴らしい方だというデマが広く国民に信じられている。
しかし、悠仁さまは筑波大学附属で普通の成績のようだ。
これについては、筑波大学附属からの公式見解はないのは当然だが、朝日新聞社などによる関係者からの取材でもそうだし、推薦入学の可能性が取り沙汰されることは、そこそこの成績と共通試験での良い成績が見込まれることを意味する。
また、お茶の水大学附属からは公式に、良い成績であったことや、学業の様子、他の生徒との関係が詳細に発表されインタビューもされている。
一般入試で東京大学に行けるほどではないようだが、早稲田慶応あたりの実力ということになるし、そうであれば、レベル低下が顕著な学習院などに行ったら、周囲から孤立する成績になってしまので不適切だ。
体力も12歳のときに槍ヶ岳にのぼっているし、スポーツも好んでおられ、なんの問題もないし、社交的というわけではないにしても、学園祭などの様子でも同級生たちから孤立されている様子もない。帝王教育も、両親だけでなく上皇御夫妻からも指示が色々されていると報道でも伝えられている。
本当は両陛下からも指導があるべきだし、成年後はとくにそうあるべきだが、皇后陛下の状況から難しいかもしれない。
一方、愛子さまについては、高校までしばしば不登校を繰り返されたのは事実だが、大学も三回生までは、ほぼまったく通学されなかった(外出もほぼゼロだった)。四回生もゼミなどだけで、大勢の学生と学ぶとか、学生生活を楽しまれることはないままだった。学園祭もお忍びでお出かけになっただけだ。