試乗した「CROSSTAR(クロスター)」は、3列シートの6人乗車でした。これは2列目がキャプテンシートになっているのが特徴です。そして、1列目と2列目の左右のシートの間が離れているため、停車中に1列目から3列目までを車内で移動することができます。いわゆる全席フリーウォークスルーとなっています。前席から後席の移動も簡単ですし、後ろに置いた荷物を取りに行くのにも便利です。
クルマ
2024/11/14
ホンダ「フリード」をプロが試乗レビュー 熟成された使い勝手の良さと走りが特徴【プロ徹底解説】
3列目シートの収納は、跳ね上げ式となります。シートは軽量化されており、それほど力が必要なく、跳ね上げ収納をすることができました。
2列目シートのシートバックの上側にUBS端子があり、そのすぐ横に小さなポケットも用意されています。スマートフォンを充電しながら収納することができるのが助かります。
2列目シートの窓には、ロールサンシェードがあり、頭上には後席用のクーラーが備わっていました。取材日のような酷暑のときに非常に嬉しい装備と言えるでしょう。
視界の良さが生み出す広々感
運転席に座って思ったのは視界のよさです。メーターの位置が低く、前方視界はすっきりしています。斜め前の死角も少なく感じました。クルマがスクエアなので、車幅感覚もとりやすく感じました。
2列目や3列目のシートに座っても、外がよく見えます。シートの肩の部分が小さくなっており、また、窓も大きいのが、視界の良さの理由でしょう。
3列目シートの横の窓は先代よりも大きくなっています。3列目シートは、わずかですが、シートバックをリクライニングさせることもできます。頭上空間も広いため、窮屈な感じがしないのも大きな魅力でしょう。
パワートレインの出来の良さとハンドリングの煮詰め
今回のフルモデルチェンジで「フリード」は、ハイブリッド・システムを一新しました。先代はDCTギヤの中にモーターを仕込んだものでしたが、今回のe:HEVシステムは、走行のほとんどをモーター駆動でまかなうのが特徴です。エンジンの力を駆動に直接使うのは、高速走行など、ごく一部。街中での走行であれば、ほとんどをモーターで走行します。
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