ホンダの人気コンパクト・ミニバンである「フリード」。その3代目となる新型モデルが、2024年6月に発売となりました。今回は、その「フリード」のハイブリッドの4WDモデル、「フリード e:HEV 4WD 6人乗り」を借りて試乗しました。どんなクルマなのかを紹介します。文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK
コンパクトカーの扱いやすさとミニバンの利便性を両立
ホンダのコンパクト・ミニバンである「フリード」は、2001年に誕生した「モビリオ」の後を継ぐモデルとして、2008年に初代モデルがデビューしました。Bセグメント・コンパクトカーと同等の全長の中に、3列シートを収め、左右スライドドアを備えた、小さな小さなミニバンです。その初代「フリード」は、“ちょうどいい”をキャッチコピーに人気モデルとなります。小さくて取り扱いが良いのに、室内は広くて使い勝手も良いというのが魅力です。
そんな「フリード」の魅力は、2016年に発売となった2代目、そして2024年発売の最新の3代目モデルにも受け継がれています。
アウトドア・テイストでレジャーにも使いやすい
新型「フリード」の特徴は、2つのデザインが用意されているところにあります。一つは、基本となるシンプルでモダンなルックスの「AIR(エアー)」。もうひとつがアウトドア・テイストの「CROSSTAR(クロスター)」です。
今回、試乗に駆り出したのは「CROSSTA(クロスター)」でした。ミニバンでありながらも、アクティブでタフなエクステリア・デザインとなります。このデザインであれば男性がオーナーであっても、まったくおかしくはありません。「CROSSTAR(クロスター)」には、3列シート車だけでなく、2列シート車も用意されています。2列シート車は荷室が使いやすいので、レジャー利用が多い人におすすめとなります。
使い勝手の良いインテリア