■ 「パンを主役にしたい」シェフがサブウェイのパンに“感動”を覚えて開発
続いて、メニューを監修した、ハインツ日本株式会社 シェフ 門倉慶典さんが登場。今回の商品におけるポイントと思いを語りました。
18歳から料理の道に入った門倉シェフは、22歳でイタリアに渡り、星付きレストランでの修行を経験。その後、イタリアのパスタメーカーで商品開発にも携わったのち、2021年秋からハインツ専属シェフを努めています。
門倉シェフいわく、「約2年の開発期間をかけた自信作」という今回のサンドイッチ。「シェフズデミグラス ~ローストビーフにデミグラスを添えて~」は、サブウェイの店舗で毎朝焼かれているパンの風味に強いインスピレーションを受けて開発されたといいます。
「サブウェイのお店で毎朝焼かれているパンの香ばしさに感動し、パンを主役にした商品を作りたいと考えました。デミグラスソースはフォンドボーのような深い香りと旨味が特徴で、パンの香ばしさと絶妙に調和します。トマトの酸味とレタスのシャキシャキ感もアクセントになっており、食感にもこだわった一品です」(門倉シェフ)
「シェフズホワイト ~ゴロっとかぼちゃのグラタン仕立て~」は、門倉シェフがイタリアでの修行中に食べていたピザから着想を得て作られたものだそう。
「豚肉にローズマリーを効かせ、かぼちゃと組み合わせた、ほんのり甘くて香ばしいサンドイッチです。チーズとベーコンのコクも加え、パンがその旨味をしっかり受け止める仕上がりです。レタスが食感をプラスし、ブラックペッパーが全体の味を引き締めます」(門倉シェフ)
門倉シェフは、レギュラーメニューとして発売される2種類のスープについても、「目玉メニューです」と自信たっぷりにコメントしました。
「『濃厚カントリーコーンスープ』は、ニュージーランド産の“スーパースイート種”と呼ばれるコーンが使われており、自然な甘みが最大限に引き出されています。赤いクラムチャウダー風のスープに仕上げた『ゴロゴロ野菜のトマトクラブ』は、野菜とクラブの食感がしっかり残るよう、加熱のタイミングを工夫して仕上げています。どちらも私のお気に入りで、今回のサンドイッチと相性抜群です」(門倉シェフ)
今回のコラボを振り返り、門倉シェフは「これまでは目の前のお客様一人ひとりに向けて料理を作ってきましたが、今回のサンドイッチやスープを通して、もっと多くの方々に私たちの料理を楽しんでいただけることを大変嬉しく思っています」とコメント。
「スタッフ全員が1つ1つの商品に込める情熱が、料理人としての私にも響き、共感できることが今回の企画の大きな支えになりました」と、感慨深げな表情で語っていました。
■ 異例の“カスタマイズ不可”「すべての組み合わせを試してたどり着いた結論」
さまざまな具材を選び、好みに応じたカスタマイズができるのがサブウェイのサンドイッチの大きな特徴ですが、今回発売のサンドイッチ2種類「シェフズデミグラス ~ローストビーフにデミグラスを添えて~」「シェフズホワイト ~ゴロっとかぼちゃのグラタン仕立て~」は、いずれも「店頭でのカスタマイズ不可」となっています。
商品化にあたり、社内であらゆる野菜や具材を組み合わせたカスタマイズパターンを試したものの、「このままで食べるのが一番おいしい」という結果にたどりついたそう。
「実際のところ、カスタマイズOKとするほうがオペレーションの面でも負担が少ないのですが、監修してくださった門倉シェフの思いを尊重し、そのまま召し上がっていただこうと考えました」と松村さん。「門倉シェフが考えたベストコンビネーションを、ぜひそのままお楽しみください」と強調していました。