政治
2024/11/15
小泉進次郎氏の「忖度留学」と悠仁さま東大進学批判との落差
こうした皇族や政治家の子弟の経歴は、「家系図でわかる日本の上流階級この国を動かす「名家」「名門」のすべて』(清談社)や『系図でたどる日本の皇族』(宝島社)で扱ってきたが、その経緯をデイリー新潮は次のように報じている。
国際関係学研究所所長の天川由記子氏によると、英語音声学の専門家で、現在は同大の名誉教授から、「うちの学生に総理の息子がいてコロンビア大学大学院に行きたいと言い出した……」と相談を受けたのだそうだ。
ジェラルド・カーティス教授の下で政治学を学び、父の跡を継ぎたいと言っている。ところが天下のコロンビア大学に行くには圧倒的に英語力が足りていなかったそうで、「推薦状を頼まれたんだけど、どうしたらいいか」という相談だったのだそうだ。
天川氏は、ホワイトハウスの要職にあったマイケル・グリーン氏に電話で相談し、カーティス教授と親しいNSCアジア部長のビクター・チャ氏を紹介され、進次郎氏の武器は“父の跡を継ぎ、首相になる可能性があること”で、“小論文や推薦状で彼が政治家になることを強調するように”とアドバイスされ、天川氏が関東学院大の教授にその“秘策”を伝授し、TOEFLのスコアが600点に達するまでコロンビア大学内の語学講座で英語の授業を受けること、を条件に合格できたのだという。
ただし、小泉氏については、留学後はなかなか頑張ったらしく、彼の英語もかなり上手であることは本人の名誉のために付け加えておく。ただ、小泉氏が悠仁さまの誕生日に総裁選立候補の記者会見をぶつけたのは、皇室を尊重しているとは思えないし、厳しく反省を求めたい。
関連タグ
今、読まれている記事
もっと見る
関連記事(提供・アゴラ 言論プラットフォーム)