ほやの商品は年々増えていますが、ほやを好きでないと手に取らない商品が多い。もっと手軽に、小さい子やほやが好きでない人も食べられるような商品になっています。

「知っていくうちにハマる」ほやの広まりを実感

ーーーそもそもほやの魅力はなんですか?

萌江:ほやの食感や味が好きなのはもちろん、見た目も好きです。人によっては気持ち悪いと言われることもあるんですけど、なんとも言えない不思議な見た目が好きです。

味は癖が強いと捉えられがちですが、好きな人はめちゃくちゃ好きなんです。この要素は自分にも当てはめていて、私のことも知っていくうちにハマってくれる人がいます。そういう部分を自分と重ね合わせたら、より好きになりました。


株式会社ほやいろが販売しているほやの商品(株式会社ほやいろ提供)

ーーー自身の活動を通してほやが全国に広まっている実感はありますか?

萌江:すごく実感しています。「萌江ちゃんがきっかけでほやを食べてみました」とか、「ライブに行っているうちにほやが好きになりました」といった声をいただきました。小さい女の子が私と同じ髪形をして、オレンジ色のものを身に着けてライブに来てくれるのもうれしいです。

今でこそほやの唐揚げや餃子、天ぷらなどいろいろな料理が出ていますが、昔はおじいちゃんやお父さんがお酒のおつまみで食べるイメージの食べ物でした。そう考えると、やはり、広まっている実感があります。

最初はほやが好きで、それを表現したいという思いで活動を始めました。正直、まさかここまでほやが広まるとは想像していませんでした。

地方での活動志すタレントの ”道しるべ” に

ーーー芸能事務所設立後に感じている苦労はありますか?

萌江:フリーで活動していた時はタレントとしての活動を頑張ればいいだけだったのですが、今は会社の経営のことも考えなければなりません。大変に感じる一方、ほやの商品や次世代のアイドルを育てるプロジェクトを考えたりして活動の幅が広がったのは楽しいですね。