日本サッカー協会(JFA)は10月7日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選のインドネシア戦(11月15日)と中国戦(11月19日)に臨む日本代表メンバー27名を発表した。日本代表はここまで、最終予選を3勝1分と無敗で進んでおり、次戦もさらに本大会に近づく結果が期待される。
今回の招集メンバーには怪我の影響もありFW上田綺世(フェイエノールト)が外れ、代わってFW古橋享梧(セルティック)が久々の代表復帰を果たした。また、藤田譲瑠チマ(シント=トロイデンVV)らパリ五輪組にも引き続き声がかかっている。
そのほか、FC東京で活躍を続けるベテランDF長友佑都も招集され続けている。過去のアジア予選の戦いを知り国内外ともに経験豊富な長友は、ピッチの中でなくともその影響力を大いに発揮していることだろう。しかし、国内の各クラブに所属するベテラン選手の中にも、代表での経験を持ち今なおチームに欠かせないと言えるほどの活躍を見せる選手が多くいる。ここでは、現在の代表でも大いに活躍が期待できるベテラン選手を3名紹介していく。
大迫勇也(ヴィッセル神戸)
2021年夏よりヴィッセル神戸で活躍を続けるFW大迫勇也。34歳になった今でも、チームの中心選手として欠かせない存在となっている。2023シーズンはリーグ戦34試合とほとんどの試合に出場。22ゴールを挙げて得点王も獲得し、さらにベストイレブンとJリーグMVPにも輝いた。
前線での身体を張ったポストプレーやボールキープの質は衰える気配がなく、神戸における攻撃の核とも呼べる存在。さらに同じく日本代表経験者であるFW武藤嘉紀らと強力な攻撃陣を形成しており、前線で関係性の良さを見せ今季もここまで11ゴール8アシストをマークしている。自身の得点数は昨季より伸び悩んでいるものの、その分新戦力のFW宮代大聖をはじめ他の選手へのチャンスメイクに力を発揮している。