目次
「原付」の排気量を125ccに引き上げる理由は?

「原付」の排気量を125ccに引き上げる理由は?

排気量引き上げで普通免許でも125ccまで乗車可能に!でも喜んでばかりではいられない?実は「こっそり18億円増税」なの?
(画像=©madscinbca/stock.adobe.com,『MOBY』より 引用)

これまでの50cc以下という制限から125ccへ排気量を引き上げる背景には、排ガス規制があります。

2025年より新たに導入される排ガス規制は現在よりも厳しく、この規制をクリアしながら50cc以下の実用的な出力性能をもった原付バイクを製造するのは事実上不可能とされているため、新たな排ガス規制によって50cc以下の原付バイクは新車販売を終了する見込みです。

現在利用している原付バイクや中古車等、すでに登録されている車両についてはこの規制の対象外ではあるものの、現在の制度のままでは新たに50cc以下の原付バイクを購入する際に新車で買える選択肢がなくなってしまいます。

普通自動車免許で乗車できる手軽さが魅力のひとつである原付バイクの新車市場が消滅することになり、メーカーはもちろん利用者にも不便があることから、今回の排気量引き上げが検討されるようになりました。