緑茶、紅茶、烏龍茶の原料は、すべて同じ茶葉
日本のお茶である緑茶、中国のお茶である烏龍茶、そして世界中で作られている紅茶、これらはまったく別の茶葉と思っている人も多いことでしょう。実はこれら3種のお茶の原料はすべて同じものです。またプーアル茶も同様に同じ葉っぱから作られています。
これらのお茶の原料はすべてカメリア・シネンシス、茶の木と呼ばれる木の新芽を摘んで加工したものです。ではなぜこれらが違う味のお茶になるかというと、発酵のやり方や度合いを変えているからです。摘みたての茶葉は鮮やかな緑色をしています。これを発酵させていくとどんどん赤みを帯びていって味や香りが変化していきます。緑茶は摘み取ったばかりのまだ緑色の茶葉を使い、紅茶は摘んだ茶葉を発酵させきったものを使います。烏龍茶はある程度育って大きくなった茶葉を紅茶のように発酵させきらず、途中で止め、プーアル茶は茶葉を摘んだらすぐに熱した後に発酵させるという作業を行います。
また、それぞれのお茶でも茶葉を蒸す長さなどによって味わいや香りが変わるため、茶葉ひとつで無限の味を楽しむことができます。お茶の世界はわれわれが思っている以上に奥深いものがあるのです。
カブトムシはスイカを食べると、お腹を壊す
カブトムシを飼うにあたり、餌の定番としてスイカを想像する人も多いかもしれません。しかし、実はスイカをあげることは、カブトムシを弱らせる原因になるというのはご存知でしょうか?
というのも、スイカはカブトムシにとって水分が多すぎるため、食べると下痢を引き起こしてしまいます。またカブトムシに必要な栄養分もほとんど含まれないため、ただ水分として体外へ排出されるということで、カブトムシを弱らせる原因になります。また、カブトムシが下痢になることで飼育ケースが不衛生になってしまいます。カブトムシを快適な環境に育てるためにもスイカを餌として与えることはやめるべきです。
では、どのような餌が良いかというと、専門店などで売られている昆虫ゼリーです。これらはカブトムシが健康に成長するために研究が重ねられ開発されたものであり、安心して与えることができます。それ以外だとバナナやリンゴといった水分があまり多くなく、栄養価が高い果物がいいでしょう。ただし腐りやすいので、その点は注意が必要です。