■京急電鉄/赤い電車の怪奇と青い人魂

京急線で突然“ノイズや悲鳴”が聞こえる区間がある!?鉄道怪談収集家が「赤い電車の呪い」に迫る
(画像=イメージ画像:写真ACより,『TOCANA』より 引用)

 品川から横浜、金沢文庫へ向かう赤い私鉄電車をご存知だろうか。そう、京急線のことである。

 京急線品川駅では次に来る電車のアナウンスを駅員がホームで行う。妙に甲高い声で、まるでその電車が一瞬でもおかしな動きをしないか見張っているようだ。

 おもに羽田空港に運行する電車と、金沢文庫に向かうそうでない電車。慣れていなければ、わかりにくいという説もあるが、ホームに立っているだけで2分に1本くらいの感覚で電車がやってくる。

 そのせわしなさのせいなのか、駅員のアナウンスなのか、奇妙な立ち眩みがした。なぜこんなに真っ赤な車両なのだろうと、だんだん嫌気が差してくる。

 京急線の怪奇現象について、情報提供者であり鉄ファンの星野さんは語る。

「あの路線はね、ある区間(仲木戸駅から神奈川駅間)に霊園が広がるところあるんですよ。そこはね、イヤホンからノイズが入るって有名でね。聞くとね、女性の声だって言うんですよ。キャー! だかヒイイイだか、とにかく甲高い悲鳴がね、聞こえてくるんだそうです。それを聞いちゃうとね…そのあとそこで人が飛び込むって噂もあるんですよ。わかる人にはわかる話ですよ…」