■大音量を耳の近くで聞かない
耳は、骨が振動して音が伝わる「骨伝導」と、音を感じ取る有毛細胞によって音が聞こえる。神経は加齢により衰えてくるが、それ以外にも、現代人にはとくに有毛細胞にダメージを与える生活習慣が。
それは、「イヤホンで大音量を聞く」こと。イヤホンをつけると、どうしても音を大きくしがちだが、大きな音であればあるほどダメージを受けやすい。1度ダメージを受けた有毛細胞は再生しないため、若い頃から続けるとダメージが蓄積してしまう。そこで、極力ダメージを与えないために、イヤホンをしても大音量では聞かないようにするとよい。
イヤホンのほか、15分以上ドライヤーをかけることもリスクになるといわれており、友利は「大音量を耳の近くで聞き続けないようにする日常生活で意識することが大事」と説明する。