■フランスの作家プルーストがその名の由来

特定のにおいによって、記憶や感情が呼び起こされる現象を「プルースト効果」という。この名称は、フランスの作家マルセル・プルーストの長編小説『失われた時を求めて』に由来する。

作中で主人公がマドレーヌを紅茶に浸した瞬間、その香りで幼いころの記憶がフラッシュバックする様子が描かれていたことから、作者の名前を取って「プルースト効果」と呼ばれるようになったのだ。