つまり、より守備的に対応したと言える。前半の4対2の構成の問題点の1つは、例えばコバチッチに守田が出た時、後ろをカバーするにはセンターバックやウイングバックに距離があったことであると考えられる。後半より守備的になりコンパクトになったことで、守田がワイドのDFヨシュコ・グヴァルディオルに出たとしても、センターバックがすぐカバーできる位置にいた。後半すぐに得点できたことで、スポルティングはより自信を持ってこの戦い方にシフトすることができたはずだ。
ユナイテッドではどうなるか?
さて、ではマンチェスター・ユナイテッドでアモリム監督はどうなるだろう。普通に考えれば、ユナイテッドでもこれまでスポルティングなどで行ってきたことをまずは目指すだろう。
サッカー解説者のジェイミー・キャラガー氏とディミタール・ベルバトフ氏(元ユナイテッド)は『Sky Sports premier league』の中で、アモリム監督下でのチームの姿を以下のように予測した。
GKアンドレ・オナナ/DFレニー・ヨロ、DFマタイス・デ・リフト、DFリサンドロ・マルティネス/DFノゼア・マズラウィ、MFマヌエル・ウガルテ、MFコビー・メイヌー、FWアレハンドロ・ガルナチョ(DFルーク・ショー)/MFブルーノ・フェルナンデス、FWマーカス・ラッシュフォード/FWラスムス・ホイルンド
ボールをつなぐスタイル中で重要な役割のCBには、ボールの扱いに優れているマルティネスを筆頭に選び、中盤にはかつてスポルティングでアモリム監督の下でプレーしたウガルテとメイヌー。マズラウィ。またキャラガー氏がガルナチョを選択したのに対し、ベルバトフ氏はショーの名前を挙げた。攻撃的ミッドフィールダーの位置には、フェルナンデスとラッシュフォード。最前線にホイルンドが並んだ。