今季も開幕から上位をキープし、11月1日の第35節磐田戦(ノエビアスタジアム神戸/2-0)の勝利で遂に首位に立つ。35節終了時点で、2位のサンフレッチェ広島との勝ち点差は「2」と、デッドヒートを繰り広げているが、吉田監督の続投は既定路線だろう。
サンフレッチェ広島:ミヒャエル・スキッベ監督
評価:★★★★★/続投可能性:90%
2022シーズンからサンフレッチェ広島の指揮を執り、就任初年度からルヴァン杯を制し、2年連続でJ1リーグ3位となりACL出場権(今季はACL2)を獲得したミヒャエル・スキッベ監督。そして今季は35節終了時点で、首位のヴィッセル神戸に肉薄する2位に位置している。
続投どころか長期政権も視野に入る辣腕ぶりで、一度はJ2降格も経験したミハイロ・ペトロヴィッチ元監督の6シーズン超えも夢ではないだろう。退任があるとすれば、欧州や中東クラブからの巨額オファーか、次期日本代表監督に就任する場合に限られるのではないだろうか。
アビスパ福岡:長谷部茂利監督
評価:★★★★☆/続投可能性:0%
2020シーズンにアビスパ福岡の監督に就任し、クラブ初のタイトル(2023年ルヴァン杯)をもたらし、クラブ最長の4年間に渡り指揮を執った長谷部茂利監督。早々にJ1残留を決めた一方で、10月31日に今季限りでの退任が発表され、早くも水面下では争奪戦が繰り広げられている。
そんな中、次期監督として報じられたのは、町田ゼルビアでヘッドコーチを務めている、元サガン鳥栖監督(2018、2019-2021)の金明輝氏。この報道は賛否両論を呼んだ。指導力には定評があるものの、鳥栖監督時代の2021年のパワハラ事件を引き合いに出し、反対の声が上がっているのだ。特に、最大のサポーターグループ「ウルトラオブリ」が公式Xで反対声明を出すなど異例の反応を見せ、この意見に賛同する声も多く寄せられている。