「葛藤」の語源になったのは2つの植物
では「葛藤」という言葉はどこから来たのでしょうか。
ここでは「葛藤」の由来となった植物について解説します。
由来となったのは「葛」と「藤」
「葛藤」はある2つの植物が由来となった熟語とされています。
それが「葛藤」は「葛(カズラ)」と「藤(フジ)」です。
現に「葛藤」はこの2つの植物から成り立つ言葉となっています。
両者はどちらも草の一種で、絡み合う性質を持っています。
そのため「葛」と「藤」が絡まるとなかなかほどけません。
昔はそのような状況を例えて「葛藤」と表現したのだとか。
転じて、選択できずに迷うことを「葛藤」と表現するようになったとされています。
「葛藤(ツヅラフジ)」という植物もある
「葛藤」は「葛」と「藤」の2つの植物から成る言葉です。
しかし、実は「葛藤(ツヅラフジ)」と呼ばれる植物もあります。
植物としての「ツヅラフジ」はツヅラフジ科に分類される植物です。
在来種ということもあり本州(関東地方南部以西)で見られます。
他にも四国や九州、沖縄などにも分布しているとされています。
さらには中国をはじめインドやネパール、タイなどのアジア地域にも生息しているのが特徴です。