日常生活でも度々耳にする言葉、それが「葛藤」です。
この言葉は迷いを表現する言葉として頻繁に使用されます。
しかし、そもそも「葛藤」はどこから来た表現なのでしょうか?
今回は「葛藤」の意味と由来について解説します。
目次
・「葛藤」とは
・感情としての葛藤
・人間関係における葛藤
・「葛藤」の語源になったのは2つの植物
・由来となったのは「葛」と「藤」
・「葛藤(ツヅラフジ)」という植物もある
・「葛藤」の由来は仏教用語
・仏教における煩悩をあらわす用語から来た
・まとめ
「葛藤」とは
ここでは「葛藤」の意味を解説します。
感情としての葛藤
「葛藤」は感情が交差して選択に迷うことを指します。
そのほとんどは迷っている状況で使用されるのが特徴です。
特に感情としての表現であれば「これは自分の人生における最大の葛藤だ」などのように使用します。
例えば、みなさんが大手企業とベンチャー企業の両方から内定をもらったとしたらどちらに就職したいと思うでしょうか。
人によっては安定感抜群の大手企業を選ぶ人もいますが、逆に不安定でも挑戦できるベンチャー企業を選ぶ人もいるでしょう。
ただし、そう簡単に進路は選べない人がほとんどです。
このように特定の選択において、ある感情が入り乱れて迷ってしまうことを「葛藤」と表現します。
とても端的に表現するなら単なる迷いよりもさらに深く迷うことを「葛藤」と表現すると覚えておきましょう。
人間関係における葛藤
「葛藤」は自分の感情や欲求が入り乱れて選択に迷うことを意味します。
ただし「葛藤」という言葉には他にも意味があるので要注意です。
現に人と人が対立して互いに譲らずいがみ合うことも意味します。
そういった人間関係における意味も持っているのが「葛藤」という言葉です。
この場合、私たちが普段使用している意味合いとは変わるので注意しましょう。