ほおずき市が一緒に催される理由

(画像=『FUNDO』より引用)
「四万六千日」では「ほおずき市」が一緒に開催されます。
ここからは「ほおずき市」が一緒に開催される理由を説明します。
もともとは愛宕神社の風習だった?
「ほおずき市」が開催される背景には愛宕神社が関係しています。
もともとホオズキは薬草に使用されるほど体に良いことで知られ、愛宕神社が「四万六千日」の縁日で売ったのが始まりとされています。
そこから浅草寺でもホオズキを取り入れるようになり、愛宕神社と同様に賑わうようになったようです。
なお、なぜホオズキが売られるのかというと古くからホオズキを煎じて飲むと大人は癇癪がなくなり、子どもは虫の気がなくなると信じられていたからだそうです。
その風習が現代にも残り「四万六千日」には境内を100軒もの露店とホオズキが埋め尽くすまでになったとされています。
ほおずき市が始まる前は「赤とうもろこし」が売られていた??
今では「四万六千日」と併せて「ほおずき市」が開催されます。
しかし、昔は「赤とうもろこし」が売られていました。
日本では古くから「赤」が厄除けになると信じられていました。
そんな中、かつて「赤とうもろこし」を吊るしていた農家が、落雷の被害にあわなかったという話が残っています。
転じて「赤とうもろこし=雷除けのお守り」とされるようになったのだとか。
それがいつしかホオズキへと代わり「四万六千日」と「ほおずき市」が一緒に開催されるようになったとされています。