「チロルチョコに虫が混入していた」という投稿がSNS上で拡散されている件について、チロルチョコ株式会社は11月5日に公式Xを更新。
「最近購入したという事実は誤認」であり、「自宅での保管状況がよくなかったことが確認とれました」と、発表しました。
事の発端は11月4日、ある一般ユーザーが「チロルチョコを開封したら生きている虫が出てきた」と投稿したことでした。添えられた動画には、水色のパッケージに包まれたチョコの中で、幼虫がうごめくという、ややショッキングな光景が。
これを受け同日4日に、チロルチョコはすぐさま調査を開始したことをXで発表。該当の商品は毎年発売の季節商品であり、2024年は2週間後に発売を控えた未発売の状態だったため、昨年以前に発売された商品と推察。投稿者とコンタクトをとっていることを明らかにしていました。
5日の投稿は、その調査結果の報告となり、「最近購入したという事実は誤認であること、ご自宅での保管状況がよくなかったことが確認とれました」とのこと。
「弊社としてはご家族とご本人様からお詫びのご連絡を頂いておりますので投稿主様へのコメントやお問い合わせはお控え頂けますと幸いです」と、謝罪を受け入れる意向を示しました。
■ 虫が付きやすいチョコレート類 保管方法に注意
日本チョコレート・ココア協会のHPによると、チョコレートやココアのように香りの良い菓子類には、特に虫がつきやすいそうです。
しかし、それは近代的な設備と衛生管理の行き届いた工場での生産工程の中ではなく、ほとんどが自宅で消費するまでの間に侵入するパターンであるとのこと。今回のケースもおそらく、昨年購入したチロルチョコを長い間放置したうえで、いざ開封したら虫が入り込んでいた……ということなのでしょう。
万が一虫が混入しているのに気付かず誤って食べても、人体に直接害はないといわれていますが、心配な場合は医師に相談しましょう。また、チョコレート類の保管に関して「開封したら密閉容器に移し替え、早めに召し上がりましょう」「直射日光の当たらない、涼しい所に保管してください」と呼びかけられています。
※掲載画像はチロルチョコ公式Xのスクリーンショットです。
(山口弘剛)
提供元・おたくま経済新聞
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