一見、新幹線の車内のような映像ですが、実はこれ京都にある鉄道カフェ「TA-TA」の店内なのです。
元々カフェの2階は新幹線の車内をイメージした作りになっており、今回は車窓映像を借りて試験的に流しているのだとか。シートや壁などの再現度も高く、本当に走行中の新幹線に乗っているような動画となっています。
鉄道カフェ「TA-TA(たあた)」は、2024年7月16日にオープンしたばかりの店舗。1階~3階の各フロアそれぞれコンセプトがあり、1階は「駅」、2階は「新幹線の車内」をイメージ。
3階には東海道や山陽で活躍する新幹線N700系の運転席を再利用したカウンター席なども置かれており、鉄道ファンにはたまらない空間となっています。
今回、車窓映像を流した2階は、コンセプトである「新幹線の車内」を表現するため、実際に走行していた新幹線の座席や壁材を使用。
それらを現役時代の姿に近づけて活かせる方法を考えた結果、導き出した答えが「実際の車窓映像を窓枠内に組み込んだ液晶モニターから流す演出方法」だったといいます。
ちなみに流れている車窓映像は、北陸新幹線の東京~金沢間で約2時間半の映像だそう。今後はお店の方や訪問客などが撮影した、全国様々な路線や観光スポットを走る列車の車窓映像を流していければと考えているのだとか。
現在も実用化に向けて作業を進めているという車窓映像。お店に評判を聞いてみると、「おかげさまで上々」とのこと。鉄道好きの人からはお店の近くにある「京都鉄道博物館の別館」などと呼ばれることも。
さらに鉄道好きな人だけでなく、家族連れの方にも喜んでもらえており、「楽しい空間をありがとうございます」と感謝されたり、鉄道に興味が無かった人からも「鉄道が好きになりました」と言われたりすることもあるそう。
今後も老若男女問わず、趣味の壁なども関係なく楽しんで笑顔になれる鉄道カフェを目指し、より一層精進していきたいと語っていました。
<記事化協力>
鉄道カフェTA-TA(たあた)公式X(@CAFETATA_KYOTO)
(佐藤圭亮)
提供元・おたくま経済新聞
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