エイリアンによって誘拐された人々の証言を見ていくと、その中にはいくつかの共通点が浮かび上がってくる。その一つは記憶の欠落で、多くの人がUFOを目撃してから数分〜数時間の記憶を失っている。また、血や細胞を取られる、精子や卵子を採取されてエイリアンとのハイブリッドをつくるといった人体実験を行われたという証言も多い。さらに、エイリアンから地球の環境汚染や核戦争に対する警告を与えられたという話も枚挙にいとまがない。
しかし、UFOやエイリアンに詳しいジャーナリストのニック・レッドファーンによると、エイリアンアブダクションの経験談の中に、これまであまり注目されていない共通点があるという。それは「UFOの中で謎の液体やゲルの中に入れられた」という証言である。2021年、オカルトメディア「Mysterious Universe」が報じている。
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●緑がかった黒いプールに入れられて……
UFOにさらわれ、謎の液体の中に放り込まれたという証言は少なくない。例えば、あるアブダクション被害者は裸にされ、「緑がかった黒いゲルで満たされた漏斗型のプール」に入れられたと話す。
このプールは光沢のある金属製で、全長は18メートルほどで底は深かったという。なんとか外に出ようしたが床はツルツルと滑って、どうしてもゲルの中に落ちてしまう。周囲を見渡すと、この証言者以外にも15人ほど人間がいて、誰も彼もがパニックで叫び、どうにか逃げようとしていたそうだ。