サニー4WDをベースに、5ナンバー枠を基本とするラシーン

レトロコンパクトなSUV。日産 ラシーンはいま買っても大丈夫?
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)

エスカルゴをのぞき、当時の日産 マーチをベースとしたパイクカーシリーズ。ラシーンもマーチではなく、ひとクラス上のサニー(7代目の4WD)がベースです。

登場時のボディサイズは、全長3,980mm×全幅1,695mm×全高1,450mmとかなりコンパクトで、最後期でも全長4,115mm×全幅1,695mm×全高1,515mmと、全長4,045mm×全幅1,695mm×全高1,520mmの現行型ノートと大差ありません。

レトロコンパクトなSUV。日産 ラシーンはいま買っても大丈夫?
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)

なお、1998年4月登場のラシーン フォルザは、全長4,150mm×全幅1,720mm×全高1,515mmと3ナンバーサイズ枠に突入しましたが、全幅の変更はフェンダー装着によるもので基本的には5ナンバー枠に収まっていました。

搭載されるパワートレーンは、1.5L直列4気筒ガソリンから始まり、ミッションは4ATと5MTを設定。

1997年1月のマイナーチェンジでデザインの変更とABSなどの安全装備の強化、1.8Lエンジンが追加されました。

レトロコンパクトなSUV。日産 ラシーンはいま買っても大丈夫?
(画像=『車選びドットコムマガジン』より引用)

筆者はマイナーチェンジ後から雑誌の編集者として乗っていますが、1.8Lになり高速道路でもストレスのない加速感が得られたことを覚えています。

この世代のクルマでロングドライブを頻繁に繰り返すケースは少ないかもしれませんが、コレクションするのではなく走りも重視するのなら1.8Lか2.0Lを積んだラシーン フォルザが理想的かもしれません。ただし、生産された年数と台数もあって1.5Lが多く残っています。

知人のファッション系カメラマンがかつてラシーンを仕事グルマにしていましたが、1.5L車でした。

街乗り中心であれば、カメラ機材を満載しても「意外に走る」という話を聞いたことがあります。