スキルシートを書くときの注意点
スキルシートは採用を決める大切な書類です。相手にとって見やすくわかりやすいこと、常に最新の情報であることが重要です。そのために心がけたい3つの注意点を紹介します。
- クライアントやサービスの名前を書くときは慎重に
- 提出前に誤字脱字や見やすさをチェックする
- スキルシートは定期的に更新する
クライアントやサービスの名前を書くときは慎重に
実績や経歴を示すために、スキルシートにクライアントやサービスの名前を記載したい人も多いでしょう。
しかし、秘密保持契約を締結していた場合、これらの記載が契約違反になることもあります。不安なときやどうしても経歴として開示したい場合、クライアントにスキルシートにこのように書いてもいいか確認しましょう。
提出前に誤字脱字や見やすさをチェックする
スキルシートを提出したり印刷したりする前に、誤字脱字がないか、第三者にとって見やすいかをもう一度確認しましょう。誤字脱字があると「注意力が足りない」「ミスが多い」とみなされてしまうかもしれません。スキルシートのレイアウトが悪かったり文字が詰まっていたりすると、アピールしたい実績やスキルが見逃されてしまうこともあります。
第三者に客観的に見てもらい、添削してもらうのもおすすめです。
スキルシートは定期的に更新する
新しく資格を取ったりプロジェクトに参画したりしたら、スキルシートにその内容を反映させましょう。スキルシートを常に更新し続けることで、今の自分の力量を知ってもらえます。書き忘れを防ぐためにも、記憶が鮮明なうちに記載するためにも、記載できることが増えるたびにスキルシートを更新しましょう。
未経験者はスキルシートではなく、ポートフォリオに力を入れよう
未経験者の場合、スキルシートは提出しなくても構いません。代わりに職務経歴書やポートフォリオなどにスキルや経験を書き、エンジニアとしてできることを示しましょう。ここでは実務経験がないというハンデを補うために、これまで勉強してきたことや仕事に対する姿勢などをアピールすることが大切です。
また、これらの書類に書ける実務経験をつくってしまうのもひとつの手です。
クラウドソーシングで案件を受注する
エンジニアやプログラマーとしての実務経験が全くないなら、簡単な案件でもいいので受注し、実務経験を積むのもおすすめです。未経験からエンジニア・プログラマーとして企業に就職するのは難しいかもしれませんが、クラウドソーシングでの案件受注ならできるかもしれません。
実務経験がひとつでもあれば、その後の転職活動や営業活動が一気に有利になるでしょう。単価はあまり気にせず、自分にできそうな案件には一通り応募してみることをおすすめします。
実務経験の機会が得られないなら、個人で開発してみよう
個人でシステムやサービスを開発してみるのもいいでしょう。個人開発は正確には実務経験とはいえないかもしれませんが、自分のスキルを示すことはできます。「すべての工程を自分で担当できる」「成果物を見せられる」というメリットもあります。