鯉のぼりと登竜門の関係性

「登竜門」とはどんな意味?その由来や例文は?
(画像=『FUNDO』より引用)

ここからは「登竜門」と「鯉のぼり」の関係を解説します。

鯉のぼりの目的

現代の「鯉のぼり」は単なる飾りとしての意味合いしかないと思っている人もいるかもしれません。

しかし、もともとは立身出世を意味するものでした。

実際に「鯉のぼり」には人生で遭遇する難関を鯉のように突破して立身出世して欲しいという願いが込められています。

他にも子供の健やかな成長を願う意味も込められています。

由来は「鯉の滝登り」から

「鯉のぼり」の由来は中国の「鯉の滝登り」にあります。

その昔、中国では黄河を登る鯉は竜になると信じられていました。
そこから「登竜門」という言葉が生まれたのは前述の通りです。

その「登竜門」の別の表現である「鯉の滝登り」が日本にも伝来し、「こどもの日」に鯉の飾りが掲げられるようになります。

実は「鯉の滝登り」の伝承は中国が由来ですが、飾り付ける習慣は日本だけのものとされています。

つまり、日本の「鯉のぼり」は中国かた伝わってきた「鯉の滝登り」が由来ではあるものの、飾りは日本独自のものということです。